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車の死角に隠れる危険: 子供や歩行者の安全を保つ方法

ぱんだ先生
ぱんだ先生

運転席に座っていると、『前方のすべてが見えている』と感じることがあるでしょう。しかし、実際には車のボディに隠れてしまい、見えない範囲、いわゆる「死角」が存在します。この記事では、その死角の危険性と、事故防止のための対策について解説します。

車の死角とは、何なのか?

ぱんだが見えてますか?

この中にぱんだが隠れていますが見えていますか?

車の運転席からみたピラーの死角に隠れているぱんだ先生。

いかがでしょう?

実は、ぱんだはここに立っています。

車外からみた死角で隠れていたぱんだと車の位置関係

驚きじゃないですか?

こんなでかいのが立っていたんです。

ちょっと顔を動かしてみますね。

車内から見たぱんだ。ピラーでかくれていたが顔を動かすと見えてくる。

ほら、いたでしょ!

『車体によって見えなくなってしまう』これが車体の死角です。

車の死角に注意!あなたの見えていない範囲とその危険性

車体の死角とは、車体によって見えなくなっている範囲のことです。

運転中には前方の景色だけが全てではありません。

車のボディで隠れてしまう範囲があるのです。

セダンタイプの車での具体例

たとえば、教習車やタクシー等のセダンタイプの車では、以下のような死角があります。

  • 前方約4メートル: 停止線と車が近く感じますが、実際には車1台分以上の距離があります。
  • 後方約8メートル: 車約2台分の見えない範囲。特に後方の確認が重要です。
  • 運転席側約1メートル、助手席側約4メートル: 人や自転車などが隠れる可能性がある範囲。
セダン車の死角を表している。

これらの範囲は運転席に乗っているときに見えない部分です。

たとえば、停止線に停止する場合、停止線が見えなくなるぐらいまで進まなければ、停止している位置が手前になるかもしれません。

車の後方の死角が特に大きい

車の真後ろにいて死角に隠れてしまっている子供

運転席から振り返って見える景色は約8メートル以上向こうです。

セダン車の死角を表している。

運転席から後ろを振り向いて見えている景色は約8メートル以上向こうという事です。

これは車約2台分にもなります。車の死角は思っていた以上に大きいのです。

残念ながら、死角のために多くの事故が起きています。
小さな子供が特にこの死角の事故に巻き込まれていることが多いです。

子供との接触事故

  • 駐車場で子供を降ろして車庫に入れようとバックした際、子供と接触。
  • 目的地に子供を送り、発進しようと動き出したところ子供と接触。

これらの事故は、確認を怠った結果、悲劇となってしまったケースが多いのです。

死角事故を防ぐための確認

事故防止のための具体的な対策

事故を防ぐためには、以下のポイントでの確認が必要です。

  • 車に乗り込む前の前後確認: 駐車場や自宅周辺では、特に子供が遊んでいる可能性があります。
  • 車庫入れ時の進入路確認: 予め確認をしておけば、後方の死角を減らすことができます。
子供とのコミュニケーションも重要

大人の視点と子供の視点とは異なります。子供が遊ぶ場所や隠れる場所は大人が予想しないところかもしれません。したがって、子供とのコミュニケーションと理解も重要です。

まとめ: 運転席から見えているところが全てではありません

数秒の確認で事故を防ぐことができるのです。

毎日行う送迎や車庫入れでの油断が事故を引き起こしています。

しっかり確認し、子供や周囲の人々を守る責任を果たしましょう。

運転席から見えない部分もしっかりチェックし、安全で快適な運転を実現しましょう。

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