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AT車の急加速と急発進|急加速と急発進時の措置

ぱんだ先生
ぱんだ先生

急加速の方法として、AT車では「キックダウン」と呼ばれる手法があります。この操作は、アクセルペダルを急に底まで踏み込むことで、自動的に低速ギアに切り替わり、瞬発的な加速が可能です。

AT車の急加速と急発進

AT車の急加速

AT車の急加速の仕方です。

普通に運転しているときはあまり使うことはないです。

しかし、高速道路などで合流していくときに加速車線で速度をあげたいときや上り坂で速度を上げたいときに使うと便利です。

やり方は簡単!

アクセルペダルを一気に踏みこむ!

ね、簡単でしょ!

アクセルペダルをベタッと底まで急に踏むだけです

これをキックダウンといいます

キックダウンとは?

「キックダウン」とは、AT車でアクセルペダルを底まで急に踏むことによって、自動的に低速のギアに切り替わる現象です。この操作により、短時間で大きな加速が可能になります。

使い方

  1. 通常の運転中に加速が必要な場面で、アクセルペダルを一気に踏み込む。
  2. エンジン音が変わり、明らかにスピードが上がっていることに気づく。
  3. 必要な速度に達したら、アクセルペダルを緩めて通常の運転に戻る。

シチュエーション別の活用方法

  • 高速道路での合流: 加速車線でアクセルを一気に踏み込むと、スムーズに合流ができます。
  • 上り坂での加速: スピードが落ちることなく、坂を登ることができます。

アクセルとブレーキの踏み間違い

AT車の急加速技術「キックダウン」は非常に便利な方法ですが、この技術が事故に繋がる場合もあるのです。

特に多いのが「アクセルとブレーキの踏み間違い」です。

駐車場で車を停める際や、低速での運転中にこのようなミスが起きやすいとされています。

キックダウンはAT車での急加速に非常に便利な方法ですが、その使用には注意が必要です。高速道路での合流や上り坂での加速には最適ですが、事故を防ぐためにも正確な操作が必要です。

パニックによる連鎖

間違えてアクセルを踏んでしまうと、驚いてさらにアクセルを踏み込んでしまうことがあります。

これが「パニック状態」に繋がり、一度踏み間違えるとさらに深刻な事故に発展する可能性があります。

事故の具体例

ニュースでも取り上げられることが多いのは、駐車場で車が建物に突っ込む事故です。

キックダウンを誤用し、急加速した結果、制御が効かなくなり突っ込むケースが報告されています。

対策方法

  1. 緊急時のブレーキ操作の練習: 安全な場所で、急ブレーキをかける練習をすることで、緊急時にパニックにならずに正確な操作ができます。
  2. アクセルとブレーキの位置確認: 運転前に必ずアクセルとブレーキの位置を確認しましょう。
  3. 心の準備: 急加速が必要な場面では、事前に心の準備をしておくことが重要です。意識してアクセルを踏むことで、踏み間違いのリスクを減らせます。

まとめ: キックダウンの便利さとリスク

便利な側面

キックダウンはAT車において急加速が必要な場面で非常に有用な機能です。特に高速道路での合流や、上り坂でスピードを上げる必要がある場面では、この機能はその真価を発揮します。

注意点と対策

しかし、キックダウンの使用には慎重な操作が求められます。特にアクセルとブレーキの踏み間違いが引き起こす事故は、その危険性が高いため、以下のような対策が推奨されます。

  1. 練習と確認: 安全な場所で練習を重ね、緊急時に正確なブレーキ操作ができるようにします。また、運転前にはアクセルとブレーキの位置を確認することが基本です。
  2. 事前の心の準備: 急加速が必要な状況を予測し、事前に心の準備をしておくことで、緊急時に冷静な判断と操作が可能になります。
  3. 常に周囲の状況を把握: キックダウンを使用する前には、必ず周囲の車や歩行者、障害物の状況を確認しましょう。

キックダウンはその便利さから多くの場面で活用されていますが、そのリスクも無視できません。この機能を安全に、そして効果的に使用するためには、適切な操作と事前の準備が不可欠です。

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