MT車の運転テクニック 安全運転のコツ

MT車の方へ教習指導員が教えるAT車の発進の手順

ぱんだ先生
ぱんだ先生

AT車の発進は、ギアの操作が自動化されているため、初心者や運転が苦手な人にも比較的簡単です。

しっかりとブレーキペダルを踏みながらシフトレバーを「D」(ドライブ)に移動させます。

周囲の安全を確認した上でブレーキペダルを離します。

クリープ現象で車がゆっくり進むので、アクセルペダルで速度を足していくようにゆっくり踏んでいきましょう。

AT車(オートマチック車)の特徴とポイント

ぱんだ先生
ぱんだ先生

AT車(オートマチック車)はMT車(マニュアル車)と違い、手動でギアを変更する必要がないため、運転が比較的容易であると広く認識されています。

特に渋滞や狭い道などでの運転では、AT車の方が操作性に優れていると多くの人々が感じます。

発進における独特のポイント

  1. ギアの設定
    AT車での発進前には、ギアレバーを必ず「D」(ドライブ)に設定します。
  2. ブレーキペダルの解除
    安全に確認した上で、ブレーキペダルから足を離します。
  3. アクセルの操作
    アクセルペダルを軽く確実に踏み込むことで、スムーズな発進が可能です。
    そして「一定の力でアクセルを踏む」ことが大切です。
  4. 加速のタイミング
    信号が青になった瞬間や、前の車が動き出したときに適切に加速する技術が必要です。
    過度な加速は避け、周囲の車との調和を保ちます。

AT車は決して運転が楽なわけではない!

AT車(オートマチック車)は、ギアチェンジやクラッチ操作が自動化されているため、運転操作は確かに簡単です。この点で、MT車(マニュアル車)とは明らかに異なります。

ぱんだ先生
ぱんだ先生

重要なのは「運転操作が楽」という事実が「運転が楽」というわけではない、という点です。

言い換えれば、ギアの操作が簡単でも、運転そのものの要求するスキルや注意力、判断力はMT車と基本的に変わりません。

要するに、ギア操作が自動であるからといって、運転の基本が異なるわけではありません。

MT車もAT車も、運転の基本ルールや安全確保のポイントは共通です。

AT車の発進の仕方ATのギアを覚えよう!

ぱんだ先生
ぱんだ先生

ギアの説明をしていきますね。

[P]・・・パーキングレンジ

車を駐車するときに使います
タイヤがロックされていて車が動かない
キーを抜くことができます
エンジンをかけることが出来ます

[R]・・・リバースレンジ

車をバックさせるときに使います
車内でピーピーとかポンポンとか警告音がなります
エンジンがかかっている状態でブレーキをかけてないと
車は後ろに勝手に動きます
エンジンをかけることは出来ません

[N]・・・ニュートラルレンジ

エンジンの力がタイヤに伝わりません
アクセルを踏んでもタイヤは動きません
タイヤはロックされていないのでブレーキをかけてないと
坂道だとコロコロと動きます
エンジンをかけることが出来ます

[D]・・・ドライブレンジ

普通に車を動かすときに使います
速度やエンジンの回転などでギアを自動で変えてくれます
エンジンがかかっている状態でブレーキをかけてないと
車は前に勝手に進みます
エンジンをかけることは出来ません

[2]・・・セカンドレンジ

坂道などエンジンブレーキを使うときに使います
1速と2速が使われます
エンジンがかかっている状態でブレーキをかけてないと
車は前に勝手に進みます
エンジンをかけることは出来ません

[1]・・・ファーストレンジ・ローレンジ

坂道など強いエンジンブレーキを使うときに使います
1速だけが使われます
エンジンがかかっている状態でブレーキをかけてないと
車は前に勝手に進みます
エンジンをかけることは出来ません


これは一例です!AT車はさまざまなんです。

ぱんだ先生
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トヨタのコンフォートという教習車のギアの並びです。

トヨタのコンフォートという自動車教習所でAT(オートマチック)車の技能教習の時に使われている教習車

この教習車のギアの並びが先ほどの並びです。

AT車は車種などによりギアの種類がたくさんあって全部は説明しきれない。

[P][R][N][D]は一緒ですが[2][1]の部分が車によって違いがあります。
上記のように[S]や[B]だったり、[+-]だったりします。

ぱんだ先生
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P.R.N.D はしっかり覚えよう!
それ以外は名前は違うけどエンジンブレーキを使いたいときに使用します!

クリープ現象とは?

ぱんだ先生
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AT車は[D][R][2][1]などの車を走らせるレンジに入れたら、ゆっくりな速度ですが勝手に車は動いちゃいます。

これをクリープ現象といいます  ← 学科試験によくでます!!

クリープ現象はとても便利ですよ

発進するときに急発進せずにゆっくり発進が出来る

上り坂とか下がりにくい

バックの時はブレーキ操作だけで速度調節が出来ますからね

だけど赤信号などで車を停めているときはしっかりブレーキを踏んでくださいね。

車が停まっているからとブレーキを離しちゃうと車が勝手に動き出しますよ!
追突事故になりかねないので注意です。

チェンジレバーを動かそう!

ぱんだ先生
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【P】から動かすときは必ずブレーキを踏む!

チェンジレバーの動かし方です。

【P】から動かす時は必ずブレーキを踏んでロックを解除してからじゃないと動かないように出来てます。

どんなAT車でも同じです。

時々、【P】から動かないと焦る方がいますが、「ブレーキを踏んでいるか?」を再確認してみてください。

赤のの方へ動かすときは、ロックの解除が必要です

これがロックの解除ボタンです


AT車の発進の仕方の手順

ぱんだ先生
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「P」から「D」へのギアの切り替えは、ブレーキペダルを踏んだ状態で行う重要なステップです。

この手順をしっかりと実施することで、AT車での発進はスムーズかつ安全に行えます。

  • ギアの確認: ギアが「P」(パーキング)に設定されているか確認します。
  • エンジン始動: ブレーキペダルをしっかり踏み、エンジンを始動します。
  • ギアの設定: ブレーキペダルを踏んだままギアレバーを「D」(ドライブ)に移動させます。
  • パーキングブレーキ解除: ブレーキペダルを踏んだ状態でパーキングブレーキを解除します。
  • ブレーキペダルの解除: 周囲の安全を確認した上で、ブレーキペダルを緩めます。
  • アクセルの操作: 一定の力でアクセルペダルを踏み、スムーズな発進を目指します。

AT車で発進する際には、まずギアが「P」にあることを確認後、ブレーキを踏みながらエンジンを始動します。

続いて、ブレーキペダルを踏んだままギアを「D」に切り替え、パーキングブレーキを解除します。

最後に、ブレーキを緩めると車が自然に動き出すので、そのタイミングでアクセルを踏んで発進します。

AT車の停止の手順

ぱんだ先生
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AT車(オートマチック車)での停止手順は以下のようになります。

  1. 減速開始: 停止する場所に近づくにつれて、アクセルペダルから足を離し、車の速度を自然に減らします。
  2. ブレーキペダル: ゆっくりとブレーキペダルを踏み込むことで、車を安全に停止します。急激なブレーキは避けましょう。
  3. シフトレバー操作: 車が完全に停止した後、シフトレバーを「P」(パーキング)に移動させます。
  4. パーキングブレーキ: シフトレバーをパーキングにセットしたら、パーキングブレーキ(ハンドブレーキ)も引きます。これは特に傾斜地では重要です。
  5. エンジン停止: 必要であれば、エンジンを停止させます。これは短時間の停止では必ずしも必要ではありません。
  6. 周囲の安全確認: 最後に、再度周囲の安全を確認してから、車から降ります。

オートマッチク車での停止手順は、減速から始め、ブレーキペダルを踏んで停止。
その後、シフトレバーを「P」にし、パーキングブレーキを引く。
最後に、エンジンを停止させて周囲の安全を確認する。
この基本的なフローを理解し、状況に応じて適切に行動することが重要です。

AT車の発進の仕方のまとめ

AT車の発進は操作が簡単に感じられるかもしれませんが、基本的な安全確認は欠かせません。

ブレーキをしっかり踏み、シフトレバーを「D」に移動させる前に周囲の安全を確認することが必要です。

発進時には交差点や歩行者に特に注意を払い、安全運転を常に心掛けるべきです。簡便さに安心せず、しっかりとした運転を行いましょう。

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