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運転が苦手、運転が上手くなりたい、初めて車を運転するあなたに!

12.乗車と積載自動車教習所学科教習

乗車人員や積載重量が決められている

車には、その種類や大きさなどによって、乗車人員や同乗者の乗車位置、積載重量や荷物の積み方などが決められています。乗車人員や制裁重量が決められているのは、安全の確保のためです。

運転者のちょっとした油断でほかの交通に迷惑や危険を及ぼします。運転者のちょっとした心がけで、それらの事故などは防げるのです。


乗車または積載の方法

運転者は座席でないところに人乗せてはいけません。そして、荷台や座席でないところに荷物を積んでもいけません。ただし、荷物の見張りのために、最小限の人を乗せることは認められています。

荷物の積載方法として、運転の妨げになるような荷物の載せ方や、車の安定が悪くなる乗せ方、荷物などにより他の車などから方向指示器やナンバープレート、制動灯が見えなくなったり、見えにくくなってもいけません。

乗車または積載方法の特例

運転者は、出発地の警察署の許可を受けたときは、荷台や座席でないところに荷物を積んだり、貨物自動車の荷台に人を乗せて運転することができます。


乗車または積載の制限

運転者は定められた乗車定員(運転者を含む)や積載の制限をこえて、人や荷物を乗せてはいけません。

乗車定員や積載の制限をこえて自動車を運転すると運転操作の妨げにもなりますし交通事故の原因にもなります。そして事故になっても自動車保険が適用されないことがあります。絶対に守りましょう!

車の種類 乗車定員 積載物の重量 積載物の大きさと積載の方法
大型自動車
中型自動車
普通自動車
大型特殊自動車
自動車検査証が軽自動車届済証に記載されている乗車定員
(ミニカーは1人)
自動車検査証か軽自動車届出済証に記載されている最大積載量
(ミニカーは30キログラム)
自動車の長さ×1.1以下
自動車の幅以下
高さ3.8メートル以下
(三輪の普通自動車と排気量が660cc以下の普通自動車は高さ2.5メートル以下)
大型自動二輪車
普通自動二輪車
(側車付きを除く)
1人
(運転者用以外の座席があるものは2人)
60キログラム 積載装置の長さ+0.3メートル以下
積載装置の幅+左右0.15メートル以下
高さ2.0メートル以下
原動機付自転車 1人 30キログラム 積載装置の長さ+0.3メートル以下
積載装置の幅+左右0.15メートル以下
高さ2.0メートル以下
小型特殊自動車 1人
(運転者用以外の座席がある場合は2人)
500キログラム 自動車の長さ×1.1以下
自動車の幅以下
高さ2.0メートル以下
※12歳未満の子供は3人を大人2人として計算します。

試験に出るポイント
ここでは原則と例外を覚えましょう!

荷台に人を乗せてはいけないが、見張りのためなら最小限OKで、運転者が出発地の警察署の許可があれはOKです。