1.車の乗り降りと運転姿勢 技能教習第1段階

車の乗り降りと運転姿勢

車の安全な乗り方

車に乗るには、

『ドアを開けて、座席に座り、ドアを閉める。』

これは車に乗ったことがある人ならできますよね。

しかしこれから運転するあなたはこれだけではダメです。

車に乗る前に、車の周りの安全を確認する!

これが出来るようにならないといけません。

死角を確認する

車には見えない範囲=死角があります。

運転席に乗ってからでは見えなくなってしまうところです。

車体が邪魔で三角の部分が見えなくなります。

運転席に座ってからでは見えなくなってしまうところを車に乗る前に確認します。

確認をして安全なのであれば次は運転席側へ行っていいかどうかの確認をします。

ドアを安全に開けれるか確認もする

後ろから来ている車の迷惑にならないか、事故にならないか自分の安全のためにも確認をします。

ドアを開ける前にも安全確認をする

そして、運転席のドアを開けて乗り込みます。

乗り込んでドアを閉める時も注意してください。

パンツやスカートなどの裾がドアに挟まらないか、シードベルトが挟まらないか確認をします。

ドアを閉めるときは10cmぐらいでもう一度確認を!

ドアを閉めるときは10cm手前で!

確認後ドアを閉めます。

ドアを閉めたら半ドアランプを確認します。

半ドア警告灯が点灯していたらドアがきちんと閉まっていません。

半ドア警告灯が光っていたら運転席だけでなく他のドアがきちんと閉まっていない可能性があります。同乗者の方が半ドアである可能性がありますので気を付けましょう。

私がまだ教習生だったころ、隣に乗り込んだ教習指導員が半ドアだったことがあります。『半ドアです』と私が言うと、『あー、よく気づいたな。わざとや!』と言いました。私は今でも教習指導員の不注意だと思っています。

検定や技能教習2段階に入ると、他の教習生を後部座席に乗せたりすることがあります。その時も半ドア警告灯をよく見て、半ドアになっていないか確認してくださいね。

車の安全な降り方

周りの安全を確認してからドアを開ける

車のエンジンを切ってすぐにドアを開けてはいけません。

必ずドアを開けて大丈夫なのかバックミラーや直接目視などで安全を確認してからドアを開けましょう。

ドアを開ける時も10cmを意識

ドアを開ける時も10cmを意識する

一気にドアを開閉するのではなく、一度10cmぐらい開けて止めてください。この写真を見ると『あ、ドアが開きそうだな』って感じがしませんか?自分の行動を誰かに知らせる!『これからドアを開けますよ!』という合図になります。これも大事な安全行動になります。

気を付けていただきたいのが、自分以外の誰かが降りるときも気配りが必要です。

たとえば、お友達を降ろすとき。『じゃあね!』と友達がドアを開ける瞬間!運転手のあなたはミラーや目視などで友達がドアを開けて大丈夫なのか安全を確認してあげる必要があります。後ろから小さなお子様が歩いてきててドアを開けてぶつけてしまったら大変な事故になりかねません。

私はまだ小さかった時、停まっていた車のドアが急に開いて当てられたことがあります。幸い大けがにはなりませんでしたが痛かったですよ。もし、スピードの出ている自転車やお年を召したかたにぶつかったら大事故になる可能性もあります。必ず確認することを習慣にしてくださいね。

運転姿勢の取り方

正しい運転姿勢は運転が上手くなる第一歩

運転姿勢でその人の運転レベルってわかります。

いつでも何があっても安全な対応が出来る。急とつく行動をしなくていい、スっと発進してスっと止まる。これって運転姿勢と直接関係しています。

そして、何かあった時に車をしっかり止める急ブレーキ!これをきちんと踏むために運転姿勢は本当に大事ですよ。

教習指導員でもちゃんと運転姿勢をしていないと急ブレーキを踏むことは出来ません。急ブレーキはただ強くブレーキを踏むということではなくブレーキを使って短く車を止めることが出来るということです。

運転席には深く腰掛ける

まずね、運転席には深く座りましょう。

お尻とシートの間に隙間がない!

これぐらい深く座ってください。

腰だけでなくお尻も背もたれにつくように!

教習生でお尻とシートの間に隙間が出来ている人がとても多いです。それを注意しない教習指導員もとても多いです。

腰はシードについてますがお尻が背もたれについていません。

これではカラダが安定してくれません。カラダがふらついて怖いから目線が近くなり運転が上手くできないんです。

正しい運転姿勢こそ上手い運転への近道です

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