マニュアル車で免許を取得を目指しているあなた!クラッチに困っていませんか?一番最初に難しく感じる装置がクラッチではないでしょうか?
ちょっと離すのが早ければエンスト・・・カクカク・・・ガッタンガッタン・・・
しかぁ〜〜〜し!!!!!
このクラッチ実は運転中本来は使わないものなのです。運転初心者はクラッチを必要以上に使いすぎているのです。
上手く使うためにはクラッチのしくみを理解しましょう。
クラッチはエンジンとタイヤの間にあります。クラッチ板が二枚くっついたり離れたりしています。
エンジンの動力をタイヤに伝えたり(くっつく)伝えなかったり(離れる)
クラッチを踏むと板が離れてエンジンの動力がタイヤに伝わらなくて、クラッチを離すと板がくっついてエンジンの動力がタイヤに伝わる。やっていることはそれだけ・・・
役目はエンジンの動力をタイヤに伝えるか伝えないかを決めるだけなんです。
クラッチが必要なのは4つのタイミング・・・それ以外はあまり使いません
- 発進
- ギアチェンジ
- ブレーキ
- 低速
1.発進
そもそもタイヤの上には約1.5トンもの車体が乗っかっています。コレを動かすのだからエンジンは大変で、相当の力がいります。壊れた車を人がおしているのを見たことありますか?車は人が押しても動くんですよ。
ぱんだ先生にご協力いただきました笑→初めて車の運転〜教習所編〜
これを知らない方がけっこういる。だってタイヤは丸いですよね。もちろんきちんと駐車措置をしている車は押しても動かないですよ。逆に言うと駐車措置をきちんとしてないと車は動いちゃいますよ。
話がそれましたが・・・そうタイヤは丸いので押すと動きます。しかし、怪力でパンチをしたら・・・車はベッコリへこんでしまいます。この違い、わかりますか?ゆっくりの力で押すと車は動くけれどいきなり力が加わると凹むだけです。そう、エンジンの力もゆっくり伝えてあげることが大事なのです。
それをするのが
半クラッチと、いうわけなんです。
エンジンをかけるときクラッチペダルは踏んでいるはず・・・
これは先に書いた二枚の板が離れた状態=エンジンの動力を伝えない状態です。
エンジンとタイヤは離れています。クラッチペダルを離していくと
二枚の板がこすれる状態になります。これが半クラッチです。
この状態になると
車が徐々に動き始めます=タイヤが回り始めます。
タイヤがエンジンと同じ回転になったらクラッチの役目は終了です。
後はアクセルとブレーキで速度を調節します。
2.ギアチェンジ
走行中ギアの歯車はしっかりかみ合って、約1・5トンの車体を動かしています。
その歯車をはずして別の歯車をかみ合わそうと言うのだから、エンジンの力がかかっていると、歯車がかみ合いにくくなってしまいます。その力をかけないようにするのがクラッチ!
エンジンの力がかからない状態でスムーズにギヤを変えるために、クラッチを使います!
3.ブレーキ
減速か停止のためにブレーキをかけますよね。ブレーキはタイヤを止めます。タイヤを止めるとつながっているエンジンも止まろうとします。
それは困る・・・エンジンは回しておきたい!というときにクラッチの出番です。
クラッチはエンジンとタイヤを切り離します。
てことはブレーキでタイヤをとめ、かつ、エンジンを回すことが出来るのです
4.低速
車をバック(後退)させたり、渋滞していたり、狭い道を通ったりするとき遅い速度で動きたいですよね。そんなときに、速度が速くなりそうな場合に、クラッチをふんでクラッチを切り、止まりそうになったり、速度をあげたいときにクラッチをつなぎクラッチを離します。これを繰り返すと低速で走行することができます。
半クラッチの状態でクラッチペダルを調整させて、低速で走ることもあります。
このような、4つのタイミングでクラッチをしようしていきます。エンストがこわくて常にクラッチを踏んでいては、上手になりません!
要は、エンジンとタイヤに回転差が生じた場合のみクラッチを使用します。クラッチはエンストさせないために常に使うものと思っていませんか?ブレーキ=クラッチは踏んでおくものと思っていませんか?速度の上げ下げだけではクラッチは使いません。発進のとき、ギアチェンジのとき、ブレーキをかけるとき、エンジンとタイヤの回転差を調節するためにのみクラッチは使います。この回転差がないときは左足には気を使わなくていいんですよ!