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運転が苦手、運転が上手くなりたい、初めて車を運転するあなたに!

半クラッチのコツ


クラッチになってみる!

MT車を上手く運転するために、クラッチを理解しましょう!

半クラッチで悩んでいるあなた、発進が上手く出来ずに苦労しているあなたも、クラッチさえわかってしまえば、一発で上手くなりますよ!ではまず、クラッチって車の中でどんな役割をしているのでしょうか?ここから始めましょう!
クラッチペダル
そもそもクラッチってエンジンタイヤの間にあるんです
クラッチペダルを踏んで、そのエンジンとタイヤの間にあるクラッチを操作しているんですよ^^
クラッチにはクラッチ板って言う板が2枚あって、この2枚の板が、くっついたり離れたりしています。
クラッチペダルを踏んでいると2枚の板が離れます。クラッチペダルを踏んでいるとエンジンの回転がタイヤには伝わりません。 2枚の板はくっついていないですから、エンジン側のクラッチ板は回転しているけれど、タイヤ側のクラッチ板には伝わらないので、タイヤに回転は伝わりません。
クラッチペダルを踏む
クラッチを離すと2枚の板がくっつきます。
クラッチペダルを戻す離す
クラッチをだんだんと戻していくと2枚の板がくっついていきます。そして2枚の板がくっつくとエンジンの回転をタイヤに伝えてタイヤが回転します。この2枚の板がだんだんとくっついていって、2枚のくらっち板がこすれる状態のことを「半クラッチ」といいます。

半クラッチはまだ完全にエンジンとタイヤがくっついていない状態です。
う〜ん^^;わかるようなわからないような感じですかね・・・

やっぱりクラッチになってみたほうが、わかりやすい!
クラッチになってみればクラッチが理解できるはず・・・^^;
あなたも一緒にやってみてください!
クラッチ
  手がクラッチ板です


  左手がエンジン側、

  右手がタイヤ側です


↑今、エンジンとタイヤはつながっていません
クラッチペダルを踏んでいる状態です
左手を振ってみましょう。
クラッチを踏む

 左手はエンジンです。

 エンジンがかかっている状態です




クラッチペダルを踏んでいるのでクラッチはつながっていません。
エンジンの回転はタイヤには伝わっていません。
では手と手を合わせてください。
クラッチを離す
絶対に離れないように腕にグッと力を入れてくださいね。
エンジンとタイヤがくっついています。
クラッチを踏んでいない状態です。両手を振ってみましょう!
クラッチを離している状態
左手のエンジンの回転を右手のタイヤに伝えている状態です。
車は動いていますね。
アクセルを踏むとエンジンの回転が速くなるので左手の振り方が速くなります。それを右手にも伝えます。
右手はタイヤですのでタイヤの回転が速くなります。車のスピードが速くなるというわけです。

次にブレーキをかけてみます。
ブレーキを踏むとタイヤの回転を止めるんですよね。
クラッチを離している状態
エンジンとタイヤがくっついている状態でタイヤの動きをとめるとどうなりますか?
エンジンもタイヤも止まっている
右手のタイヤが止まったら左手のエンジンも止まっちゃいますね。エンストってやつですね
また両手をくっつけて両手を振ってください。
エンジンの力がタイヤに伝わっている
車は走っています。エンジンもタイヤも動いています。
今度はクラッチを踏んでみます。
クラッチを踏んでいる
両手を離してください。両手ともまだ振っている状態ですね。そしてブレーキをかけます、車が停まりました。
エンジン側だけ回っている
左手だけが動いています。タイヤは止まっているけどエンジンは動いたままです。
エンストすることなく車を停めることができました!

なんとなくクラッチがわかってきましたか?
では問題です!
クラッチは離れています。エンジンはかかっていません。タイヤは回転しています。
クラッチをつなげるとエンジンはかかりますか?
タイヤ側だけ回っている
答え!!

かかります!!!

さっきのエンストの逆ですねタイヤの回転がエンジンに伝わるとエンジンをかけることができます。バッテリーが上がってしまったときはキーを回してもエンジンをかけることはできません。
そんな時、車を押したり下り坂を利用して、タイヤを回転させてクラッチをつなげてエンジンをかけたりします。
これを、押しがけといいます!
MT車だからできるんです。クラッチがありますからね!

クラッチがわかってきましたね・・・^^;
では手を使って、発進を体験してみましょう!
クラッチペダルはふんでいるので両手は離れています。
エンジンもタイヤも止まっている。クラッチを踏んでいる。
エンジンをかけます。
クラッチを踏んでエンジンだけ動いている
左手を振ります。そしていきなり勢いよくグッと左手と右手をくっつけてみましょう
一瞬、動きが止まりますよね!
いきなりくっつけるのは難しそうですね。
動いているものと止まっているものをいきなりくっつけるのは難しいです。
ここで重要になるのが半クラッチです!
半クラッチは2枚の板がこすれる状態のことでしたね。

左手を振ったまま止まっている右手をこすれる状態までくっつけて
クラッチを踏んでいない状態
右手が左手と同じ動きができるようになってから、グッとくっつけてみてください。
さっきよりもスムーズじゃないですか?
クラッチを踏まず走行中の状態
これが半クラッチです!

エンジンの回転をいきなりタイヤにつたえるのではなく
エンジンの回転を少しタイヤに伝えて
タイヤが回りだしてからくっつけてあげる
クラッチペダルを止めている。半クラッチ
するとスムーズに発進することができます。エンジンがただ回っているだけの状態から、タイヤに伝わりはじめたときエンジンの回転が少し落ちます。エンジン音が変化します。これは止まっているタイヤに回転を押さえられているからです。
エンジン音が下がった=タイヤに回転が伝わっている
クラッチペダルを戻している
車が動き出す瞬間ですね。
車によって半クラッチの位置はみんな違います。
前回の教習では上手くいったのに、今回はあんまりだったなんてことなかったですか?
どんなに車を運転している人でも、初めて乗る車の半クラッチの位置は動かしてみないとわからないんです。

だけど教習所の指導員とかすぐに発進してますよね。それは、車に乗りなれている人は車の動き方やエンジン音などで
その車の半クラッチをすぐにつかんでいるんです。だからエンジンの回転計ばかり見ていては、車が動き出す瞬間がわかりません。あなたもすぐにできるようになりますよ!だってクラッチの仕組みがわかったんですからね。

まとめ

クラッチはエンジンの力をタイヤに伝えたり伝えなかったりします。
クラッチを踏むと板が離れてエンジンの動力はタイヤに伝わらなくてクラッチを離すと板がくっついてエンジンの動力はタイヤに伝わる。

クラッチの役目はエンジンの動力をタイヤに伝えるか伝えないかを決めるだけです。