AT車のシフトレバーには、さまざまなタイプのロック解除機構があります。現在では、解除ボタン付きのものだけでなく、押し込み型やスライド型など、解除ボタンがないタイプも増えています。ここでは、それぞれの解除方法と具体的な動かし方を詳しく解説します。
シフトレバーのロック解除機構の種類
1. 解除ボタン付き(従来型)
側面や上部にあるボタンを押し込むことでロックが解除され、シフトレバーを動かせるタイプです。

2. 押し込み式(ボタンなし)
解除ボタンがない代わりに、シフトレバー自体を押し込むことでロックが解除されるタイプです。特に最新モデルの車に採用されることが多いです。
3. スライド式
シフトレバーを横にスライドさせることでロックを解除するタイプ。これにより、安全に操作が行える設計になっています。

4. エレクトロニックシフト(電子式)
物理的なロック機構がなく、ボタンやスイッチを操作するだけでシフトチェンジが行えるタイプ。特に高級車に多く見られます。

シフトレバーの動かし方と具体的な操作手順
1. 解除ボタン付き(従来型)の操作手順
- ブレーキペダルを踏む
シフトレバーを操作する前に、ブレーキペダルをしっかり踏みます。 - ロック解除ボタンを押す
シフトレバーの側面または上部にあるボタンを押し込みます。 - 目的のポジションに動かす
ボタンを押しながら、シフトレバーをゆっくりと動かします。たとえば、「D(ドライブ)」や「R(リバース)」の位置に移動します。
2. 押し込み式(ボタンなし)の操作手順
- ブレーキペダルを踏む
必ずブレーキペダルを踏んだ状態で操作します。 - シフトレバーを押し込む
シフトレバーを前方(車体方向)に軽く押し込みます。これがロック解除の動作になります。 - シフトレバーを動かす
押し込んだまま、目的のポジションに動かします。「D」や「R」にスムーズに移動できます。
3. スライド式の操作手順
- ブレーキペダルを踏む
安全のため、ブレーキを踏み続けながら操作します。 - シフトレバーを横にスライドさせる
シフトレバーを横方向に軽くスライドさせることでロックが解除されます。 - 目的のポジションに移動
スライド動作の後、レバーを上下に動かして必要なポジションに移動します。
4. エレクトロニックシフト(電子式)の操作手順
- ブレーキペダルを踏む
電子式でもブレーキを踏むことが前提です。 - ボタンやスイッチを操作
シフトレバー自体を動かさず、指定のボタンを押すかスイッチを操作します。たとえば、「D」「R」「P」と書かれた専用ボタンを押すだけで切り替えが完了します。 - 確認ディスプレイをチェック
電子式の場合、切り替えたポジションがメーターやディスプレイに表示されるため、必ず確認してください。
注意点とアドバイス
1. 必ずブレーキペダルを踏む
どのタイプのシフトレバーでも、操作の前にブレーキを踏むのが基本です。これにより、車が誤作動で動き出すのを防げます。
2. シフト操作はゆっくりと行う
急いで操作するとギアに負担がかかる場合があります。どのタイプでも、落ち着いてゆっくり動かすことが重要です。
3. 車種ごとの説明書を確認する
シフトレバーの操作は車種ごとに少しずつ異なる場合があります。購入時に付属するマニュアルを確認して、正しい操作方法を理解しましょう。
FAQ(よくある質問)
Q1: AT車のシフトレバーにはどんな種類がありますか?
A1: 主に次の種類があります:
- 解除ボタン付き:側面や上部のボタンを押してロックを解除します。
- 押し込み式:レバー自体を前方に押し込むことでロックを解除します。
- スライド式:レバーを横にスライドさせて解除します。
- 電子式:ボタンやスイッチを操作するだけで切り替えができます。
Q2: シフトレバーを動かすとき、必ず解除ボタンを押す必要がありますか?
A2: 解除ボタンが必要なタイプと不要なタイプがあります。解除ボタン付きの場合は必ず押す必要がありますが、押し込み式や電子式などではボタンを押さずに動かせます。
Q3: シフトレバーを操作するとき、何に気をつければいいですか?
A3: 必ずブレーキペダルを踏んでから操作してください。また、車が完全に停止している状態でポジションを切り替えるようにしましょう。急激な操作は故障の原因になることがあります。
Q4: 電子式シフトレバーの操作がわかりません。どうすればいいですか?
A4: 電子式シフトレバーは車種によって操作方法が異なります。専用のボタンやスイッチを使用するタイプが多いため、取扱説明書を確認することをおすすめします。
Q5: 押し込み式のシフトレバーが固くて動きません。どうしたらいいですか?
A5: ブレーキペダルをしっかり踏んでいるか確認してください。それでも動かない場合は車の故障やロック機構の問題が考えられるため、整備工場で点検を受けましょう。
まとめ:シフトレバーの解除方法をマスターしよう
AT車のシフトレバーには、従来の解除ボタン付きから押し込み式、スライド式、電子式まで、さまざまなタイプがあります。それぞれの操作方法を理解し、正しい手順で操作することで、安全で快適な運転が可能になります。自分の車のタイプに合わせて、今回の内容を参考にシフト操作を練習してください!