AT車(オートマ車)は、運転が簡単で初心者にも優しい設計になっています。しかし、ギアチェンジの方法がわからず戸惑うこともあるかもしれません。本記事では、AT車の基本的なギアチェンジのやり方や使うタイミング、注意点を初心者向けにわかりやすく解説します。
AT車のギアチェンジとは?

AT車とMT車の違い
「オートマチックトランスミッション」の略で、AT車と言います。ギアが自動的に切り替わる仕組みになっています。そのため、運転中に頻繁にギアチェンジをする必要はありません。一方、特定の状況では手動でシフトレバーを操作してギアを変更することが求められる場合があります。
AT車のシフトポジションと使い方
シフトポジションの基本
- P(パーキング):駐車時に使用。車を完全に停止させ、ギアをロックします。
- R(リバース):バックする際に使用。
- N(ニュートラル):ギアをフリーの状態にする。一時的に車を動かさないときに使用します。
- D(ドライブ):前進するときに使用。通常の運転ではこの位置で走行します。
- L(ロー)/2:坂道など低速ギアが必要な場面で使用。エンジンブレーキを強めるときにも役立ちます。
ギアチェンジのやり方
1. 発進時のギアチェンジ
- エンジンをかける
シフトレバーが「P」にあることを確認します。ブレーキペダルを踏みながらエンジンを始動します。 - シフトを「D」に移動
ブレーキペダルを踏み続けながら、シフトレバーを「D(ドライブ)」に動かします。 - ゆっくりブレーキを離す
ブレーキを徐々に離し、アクセルを軽く踏むと車が前進します。
2. 停車時のギアチェンジ
- 車を完全に停止させます。
- シフトレバーを「P(パーキング)」に移動します。
- サイドブレーキを引いてエンジンを停止させます。
3. バックする際のギアチェンジ
- ブレーキペダルを踏みながらシフトレバーを「R(リバース)」に切り替えます。
- 後方をしっかり確認しながらゆっくりアクセルを踏みます。
4. 坂道でのギアチェンジ
急な下り坂や登り坂では、「L(ロー)」や「2」のポジションを使用します。これにより、エンジンブレーキが効いてスピードが抑えられるため、安全に走行できます。
ギアチェンジをするときの注意点
1. ブレーキペダルを必ず踏む
シフトレバーを操作する際は、必ずブレーキペダルを踏んでください。車が意図せず動き出すのを防ぎます。
2. 車が完全に停止していることを確認
「P」や「R」に切り替える際は、車が完全に停止していることを確認しましょう。走行中に切り替えると車にダメージを与える可能性があります。
3. 急激な操作を避ける
シフトレバーを急激に動かすと、車の内部に負担がかかることがあります。落ち着いて操作するように心がけましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: ギアチェンジをし忘れても大丈夫ですか?
A1: 通常の運転では「D(ドライブ)」のままで問題ありません。ただし、バックや駐車時には適切なポジションに切り替える必要があります。
Q2: シフトを「N(ニュートラル)」にする場面はありますか?
A2: 停車中に車を一時的に動かさないときに「N」を使うことがありますが、通常は「P(パーキング)」を使うのが一般的です。
Q3: 坂道ではどのポジションを使えばいいですか?
A3: 下り坂では「L」や「2」を使い、エンジンブレーキを活用します。登り坂でも同様に低速ギアを使用すると安定した運転ができます。
まとめ:AT車のギアチェンジを正しく理解しよう
AT車のギアチェンジは、基本的に「D(ドライブ)」を使えば十分ですが、バックや坂道などの場面では適切なポジションを選ぶことが重要です。安全な運転のために、シフトレバーの操作方法をしっかり覚え、慣れるまで練習を重ねましょう!