運転姿勢で運転は上手くなる

ペーパードライバーの方も、初めてハンドルを握る方も、ベテランの方も、プロのドライバーもみんな安全に上手い運転をするには、【運転姿勢】を正しくする。これがとても大切です。ドライビングポジションの取り方をしっかり再確認しましょう!
シートに深く腰掛ける

お尻の後ろに隙間がないように、シートに深く腰掛けます。ここはすごく重要でシートに深く腰掛けなければ急ブレーキを踏むことが出来ません。強いブレーキと急ブレーキは違います。急ブレーキはABSをしっかりかけることの出来るブレーキです。それと同時に腰痛を防ぐ効果もあります。
※ABSとは、アンチロック・ブレーキシステム(Anti-lock Breake System)の略称で、急ブレーキをかけた時などにタイヤがロック(回転が止まること)するのを防ぐことにより、車両の進行方向の安定性を保ち、また、ハンドル操作で障害物を回避できる可能性を高める装置です。
ポイント
シートに深く腰掛けないと、急ブレーキを踏むことが出来ない!
シートの前後高さを調整する
シートの前後を合わせるには、シートの下にあるレバーを引き上げるとシートが前後に動きます。その時ハンドルを持って前後に動かすと調節がしやすくなります。

シート下のレバーから手を離すと止まります。

シートの前後の位置は左足をフットレストに乗せて膝が曲がっている状態にします。左足を強く踏ん張っても耐えれるようにしてください。そうすることによってカーブでもカラダが安定し、事故などもしもの時の衝突時の怪我防止になります。

シートの高さは快適な範囲で、出来るだけ高い方がいいです。目線が高くなることによって死角を減らすことができます。死角を減らすことにより、多くの情報を多く得ることができます。
ポイント
シートの前後は、左足をフットレストで強く踏ん張れるようにし、カーブでもカラダが安定するようにする。
リクライニングを調整
シートのドア側のレバーを引き上げると後ろの背もたれを動かすことができます。手を離すと止まります。

背中を背もたれに押し付けハンドルの頂点に手首がかかるぐらいに合わせる。そうするとハンドルを持った時ひじがすこし曲がった状態になります。
ポイント
背もたれは、ハンドルを握った時にひじが少し曲がった状態になるように合わせる。
ヘッドレストを調整

ヘッドレストは耳がヘッドレストの真ん中ぐらいくるように合わせます。

上記のように低すぎるヘッドレストでは、事故などで追突されたとき頸椎を守ることができません。
運転中はヘッドレストから少し離れた状態にすると車の揺れの影響が受けにくいです。
ポイント
ヘッドレストは耳が真ん中ぐらいにくるように合わせないと、追突されたとき頸椎を守ることが出来ない。
なぜその運転姿勢なのかを理解して、正しい運転姿勢を取りましょう!
運転時には、正しい運転姿勢を整えてから、シートベルトを締めましょう。慣れないうちは窮屈に感じることもあるかもしれません。しかし、カラダをしっかり固定して運転することで疲れが少ないことなどがわかると思います。正しい運転姿勢には、カラダの負担を軽減したり、事故に遭った際の被害を軽減するなど、すべてにしっかりとした理由があります。その理由を理解して正しい運転姿勢をとりましょう。
そしてその運転姿勢で運転することで余裕がうまれ運転が上手くなっていきます。
ポイント
正しい運転姿勢を身につけて余裕を持てるようにしましょう。それが運転上達につながります。