
簡単に言うと、バックするときは、ハンドルで後ろの方向を決めて、その方向をしっかり見れば、うまくいきます。自転車の運転を思い出すと、さらに理解が深まるでしょう。
車の前進とバック(後退)の操作の違い

車をバックさせるのって難しいですよね!
ベテランのドライバーも車のバックをさせるのが苦手だと思っている方がたくさんいます。
ペーパードライバー練習でも『駐車の練習がしたいです!』『バックの仕方が苦手です』と言う方が多いです。
前進もバックも基本は同じでいい
車の前進とバック(後退)の操作の違いですが、基本はどっちも同じなんで難しく考えずにバックしましょう。
行きたい方向へハンドルを回せばいいんです。

ただ、ちょっとだけ違いがあるんです
ハンドルを回して動いているのはどこのタイヤ?
ハンドルを回して動いているのはどこのタイヤでしょうか?
教習生にこれを聞いて半分ぐらいの方は頭の中に???が浮かんでいる方がいます。
あなたはわかりますか?
そうです!前のタイヤですよね。

後ろのタイヤは動かないんです。
ですから、前進では前のタイヤが行きたい方向へ向くので、車の前の向きが大きく変わりますが、バック(後退)では後ろのタイヤは動かないので、車の後ろの向きの変わり方は小さくなります。
動き方が違うからバックは難しく感じるんだと思います。
ハンドルを回しても前のタイヤだけしか動いていないのです
たとえば左にハンドルを回すと前の2本のタイヤは左を向きますが後ろの2本のタイヤは前を向いたままで全く動きません
このタイヤの動きの違いが車の動き方の違いにでてきます
車は後ろのタイヤを軸に車体の前を動かしている乗り物です
なんだか難しいですかね^^;
あっ、自転車を思い出してください!!

自転車のハンドルを動かして動くのって前のタイヤだけですよね
自転車のハンドルを動かしても後ろのタイヤは動かないでしょ!
前のタイヤだけで右に行ったり左に行ったりできますよね
車も同じなんですよ^^ハンドルを切って動くのは前のタイヤだけです
自転車を押して後ろ向きに進んでみてください
そして右や左に動いてみてください
前に進むときと後ろに進むときとなんだか違いますよね
それは自転車の動き方が違うからです
車もバックは前進と同じような感じでハンドルを切っても思うように車は進んでくれません
動き方が違うからです
車は後ろのタイヤを軸に前を動かしています。
この「後ろのタイヤを軸に車が動いている」ことがわかれば、前に進むときも後ろに進むときも運転がすごく楽になります
車の動かし方も変わってくると思います。
自転車でいいのでイメージしてみてください!
きっと運転が変わるはずです。

あとね、前進するときどこ見ます?左に曲がるときどこ見ます?
後退、バックが苦手って方の運転見てると、進む方向を見てないです。
前進で左に曲がるときは左をみるでしょ!同じように左にバックしたいなら左をみましょう!行きたい方向をしっかり見てあげると運転はうまくなっていきますよ!
車の前進とバック(後退)の操作の違い【後退】まとめ
- 前進: ハンドルを左に回すと、車も左に進みます。ハンドルを右に回すと、車も右に進みます。
- 後退(バック): ハンドルを左に回すと、車の後部が左に行きます。ハンドルを右に回すと、車の後部が右に行きます。
- 目を使う: バックするときは、行きたい方向(後ろの左か右)をしっかり見ることが大切です。
- 自転車の例: 自転車で前に進むときと同じように、ハンドルで方向を決めます。ただし、車は後ろが基準になる点が違います。
簡単に言うと、バックするときは、ハンドルで後ろの方向を決めて、その方向をしっかり見れば、うまくいきます。自転車の運転を思い出すと、さらに理解が深まるでしょう。