自動車教習所で「教官」と呼ばれる人は、運転の知識や技能を教える指導者です。指定自動車教習所では、法令上の名称は教習指導員。教習生が安全な運転者になれるよう、技能教習と学科教習を担当します。
「教官」「先生」「インストラクター」は会話で使われる呼び方です。指定自動車教習所で教習を担当する人は、担当する免許の種類に応じた教習指導員資格者証を持ち、学校の管理者から選任されています。この記事では、指定自動車教習所を中心に説明します。


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分からないことを質問するのは、教習が下手だからではありません。「どこを見るのか」「次に何をするのか」を具体的に聞くと、練習しやすくなります。

安全運転中央研修所インストラクター経験
運転中に危険を感じたら、まず安全な停止や指示への対応を優先します。理由を詳しく聞くのは、車が安全に止まってからで大丈夫です。
教官とは?教習指導員の3つの役割
警察庁は、指定自動車教習所を初心運転者教育の中心的な機関と位置づけています。教習指導員には専門的な知識・技能に加え、教習生の立場に立った、分かりやすく親切な応対も求められています。
教習指導員と技能検定員の違い
技能教習と学科教習を担当し、運転に必要な知識・技能を教えます。
修了検定や卒業検定などで、運転技能が基準に達しているかを判定します。
一人の職員が両方の資格を持つ場合もありますが、教える仕事と検定する仕事は別です。教習中の評価と検定結果を同じものとして考えないようにしましょう。
教官に質問するときの伝え方
上手に見せることより、分からない点を具体的に伝えることが大切です。次の順番で話すと、必要な助言を受けやすくなります。
- 困っている場面を一つ伝える
「左折でハンドルを戻す時期が分かりません」のように、場面を絞ります。 - 見ていた場所と操作を伝える
自分がどこを見て、何をしたかを話すと、原因を整理しやすくなります。 - 次の一動作を確認する
「次は最初に何を確認しますか」と聞き、次回の課題を一つ決めます。
疑問が浮かんでも、運転操作を止めて長く話し込むのは危険です。すぐ対応が必要な指示を聞き、安全な場所で停止してから説明を確認しましょう。
教官が怖い・合わないと感じたとき
教習生が教官の機嫌を取る必要はありません。指示が分かりにくいときは、落ち着いて理由や具体的な操作を確認して構いません。
- 説明が分からない:「次に見る場所と操作を、もう一度教えてください」と伝える
- 強い言い方で萎縮する:教習後に受付や管理者へ、日時と困った内容を具体的に相談する
- 危険・不適切だと感じる:無理に我慢せず、安全を確保して学校へ相談する
- 担当変更を希望する:対応方法は学校ごとに異なるため、受付で制度を確認する
「自分が下手だから仕方ない」と抱え込まず、学習に支障がある事実を伝えましょう。感情のぶつけ合いではなく、どの場面で何に困ったかを整理すると、学校側も対応を判断しやすくなります。
まとめ|教官は安全な運転者を育てる専門職
自動車教習所の「教官」は、指定自動車教習所では正式に教習指導員と呼ばれます。資格者証を持ち、運転操作・交通ルール・危険予測を教える専門職です。
質問するときは、困った場面と自分の操作を具体的に伝えましょう。怖さや不適切さを感じた場合は我慢せず、受付や管理者へ相談してください。
参考:警察庁「指定自動車教習所業務指導の標準について(通達)」/警察庁「指定自動車教習所職員講習(教習指導員)の講習科目及び時間割り等」/令和7年警察白書「運転者教育」