教習の進め方

自動車学校での技能教習は何時間かかる?やさしく具体的に解説します

今日は技能教習の時間について説明するで!最初やから、どれくらい時間がかかるか気になるやろ?

そうなんです。技能教習ってどのくらい時間が必要なんですか?結構かかるんでしょうか…

うん、普通自動車の免許を取るには、AT車なら31時間、MT車なら34時間の技能教習が必要やねん。最初は『長いなぁ』って思うかもしれへんけど、一回一回着実に進めたらあっという間やで!

そんなにかかるんですね。でも、ちゃんと学べるなら安心です!

こんにちは!運転を始めるのは楽しみなことですが、

「技能教習って何時間くらいかかるんだろう?」

「自分にもできるかな?」

と不安に思う方も多いですよね。

大丈夫です、安心してください。

この記事では「自動車学校での技能教習に必要な時間」について、わかりやすく、優しくお答えしていきます。一緒に疑問を解消していきましょう!

技能教習とは?

自動車学校で女性教習指導員から技能教習を受けている女性初心者ドライバー

まず、技能教習とは「実際に車を運転して運転技術を身につける授業」のことです。教習所内のコースで車の基本操作を学び、実際の道路で運転技術を磨きます。

教習所に来る方の中には、運転が初めてで緊張している方や、操作に不安を感じている方もいますが、心配しなくて大丈夫。私たち教習指導員が、一歩ずつ丁寧にサポートしますので、安心して進んでいきましょう。

普通自動車免許の技能教習時間はどのくらい

自動車免許を取得するための技能教習時間は、どんな免許を取得するかによって違います。具体的には、以下の2つに分かれます。

1. オートマチック車(AT車)限定免許

  • 必要な技能教習時間:31時間
  • 特徴
    • クラッチ操作がないため、運転が比較的簡単です。
    • 初心者の方や、運転に不安がある方にはおすすめです。

2. マニュアル車(MT車)免許

  • 必要な技能教習時間:34時間
  • 特徴
    • クラッチ操作やギアチェンジの技術を習得する必要があります。
    • 幅広い車種を運転できるようになりますので、長期的に車を運転する予定がある方や、趣味で車を楽しみたい方におすすめです。

どうして31時間や34時間も必要なの?

31時間や34時間って、結構長く感じますね。本当にこんなに時間が必要なんでしょうか?もう少し短くならないんですか?

せやな、そう思うよな。でもな、31時間とか34時間っていうのは、安全に運転できるように、国が決めた最低限の時間やねん。運転はただ車を動かすだけやなくて、道路のルールや、他の車とどう付き合うかをしっかり身につけなあかんねん。

なるほど、安全に運転するために、そんなに練習が必要なんですね。

そうやね。例えば、最初は教習所内で基本操作をしっかり覚えるやろ?それが終わったら、次は実際に道路に出て、いろんな交通状況に対応できるように練習するんや。そやから、その31時間や34時間は、一つひとつのステップをクリアするために必要な時間やねん。

技能教習の具体的な内容と流れ

技能教習は、大きく分けて「第一段階」と「第二段階」に分かれています。それぞれの段階で、運転技術をしっかりと身につけていきます。

第一段階:基本操作の習得(AT車15時間、MT車19時間)

この第一段階では、教習所内のコースで、車の基本的な操作を学びます。

  • アクセルとブレーキの使い方
    • アクセル
      車を動かすためのペダルです。最初はアクセルをゆっくり踏む練習をします。急に踏み込むと車が飛び出してしまうことがあるので、優しく踏むことを意識しましょう。
    • ブレーキ
      車を止めるためのペダルです。ブレーキも、徐々に踏むことが大切です。急ブレーキを避けるために、ゆっくり足を乗せていきましょう。
  • ハンドル操作
    • ハンドルは持ちやすい位置に手を置くイメージです。こうすることで、安定した操作ができます。
    • ハンドルを回すときも急いで回す必要はありません。小さくゆっくり回すことで、車の方向をスムーズに変えられます。
  • クラッチ操作(MT車のみ)
    • マニュアル車の場合、クラッチを使ってギアチェンジを行います。クラッチを急に離すとエンジンが止まってしまう(エンスト)ことがあるので、ゆっくりとクラッチを離す練習をします。
    • 半クラッチという技術もここで練習します。半クラッチは、クラッチを完全に離す前の状態で車を動かすテクニックです。
  • 車庫入れと方向転換
    • 車をバックで駐車する方法や、狭い場所での方向転換の技術も学びます。
    • サイドミラーやバックミラーを使って車の位置や周囲の安全確認をしながら、ゆっくり操作していきます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、ゆっくり進めていけば大丈夫です。焦らずに、一歩ずつ練習していきましょう。

第二段階:実践的な運転技術の習得(AT車16時間、MT車15時間)

基本操作に慣れてきたら、次は実際の道路に出て、実践的な運転技術を学びます。ここでは、実際の交通状況を体験しながら、安全運転の技術を磨いていきます。

  • 路上運転
    • 交通ルールの実践
      信号や標識に従い、道路上のルールを守りながら運転します。例えば、信号が青になったら発進し、赤になったら停車します。
    • 周囲の車や歩行者への配慮
      車だけでなく、歩行者や自転車もいる道路では、常に周囲に気を配ります。ミラーや目視で安全確認をしながら進めていきます。
  • 高速道路での運転
    • 高速道路に入るときの合流や、車線をスムーズに変更するための練習をします。高速道路はスピードが速いので、周りの車の流れに乗ることが重要です。
  • 夜間運転
    • 夜間は視界が悪くなるため、昼間とは違った注意が必要です。ヘッドライトの使い方や、夜道での安全確認の方法を学びます。

道路に出ると少し緊張するかもしれませんが、私が隣にいるので心配しないでくださいね。少しずつ慣れていきましょう。

技能教習の進め方

  1. 予約を取る
    • 自分のスケジュールに合わせて、教習の予約を取りましょう。予約は早めに取ると、希望の日時で進めやすいです。
  2. 教習を受ける
    • 指導員の指示に従って、教習を進めます。疑問があれば、その場でどんどん質問してくださいね。
  3. 復習と予習
    • 教習が終わったら、その日の内容を振り返って復習しましょう。次回の教習に備えて、教材や動画を見て予習するのもおすすめです。

「うまくできなかったらどうしよう…」

教習時間内にうまくできるか不安です…

大丈夫ですよ。技能教習には、万が一苦手な部分があっても、補習という仕組みが用意されています。

補習の活用

技能教習でどうしても苦手な部分がある場合は、追加で補習を受けることができます。補習では、特に苦手な部分に重点を置いて練習するので、焦らず自分のペースで進めていけます。

  • 補習はこんなときにおすすめ
    • 駐車がうまくできないと感じたとき。
    • 車線変更が怖いと感じるとき。
    • クラッチ操作がまだ不安なとき(MT車の場合)。

補習の費用がかかる場合もありますが、安全運転を確実に身につけるためには大切な時間です。

よくある質問

Q1:教習時間を短縮することはできませんか?

申し訳ありませんが、技能教習の時間は国で定められているため、短縮することはできません。ただし、教習がスムーズに進めば、補習なしで卒業できますよ。

Q2:教習の予約が取りづらいと聞きましたが、どうすればいいですか?

人気の時間帯はすぐに予約が埋まることがあります。できるだけ早めに予約を取るか、空きがある時間帯を探して調整してみましょう。教習所のスタッフに相談すると、アドバイスがもらえますよ。

Q3:AT車とMT車、どちらがいいですか?

それぞれにメリットがあります。AT車は操作が簡単で、初心者におすすめです。MT車は運転できる車種が広がりますが、クラッチ操作など、少し複雑な技術が必要です。あなたの運転スタイルや希望に合わせて選んでくださいね。

最後に

教習が終わって、どうして時間が必要なのかがよくわかりました!確かに、安全に運転するには練習が大事ですね。

その通りや!焦らんと、少しずつしっかり練習していけば、気づいたら自信持って運転できるようになってるからな。安全第一でやっていこな!

はい、これからも時間をかけて練習していきます!

よっしゃ、次の教習も楽しみにしてるで!また一緒に頑張ろな!

技能教習は、安全に運転できるようになるために、とても大切な時間です。最初は不安や緊張があるかもしれませんが、焦らず、自分のペースで少しずつ進めていけば大丈夫です。

あなたの成長をサポートするために、私たち教習指導員が全力で支えますので、一緒に頑張りましょう!

  • この記事を書いた人
パンダ先生

PANDA

かつては運転が大の苦手でした。しかし、今は【教習指導員】として20年以上運転を教えています。恐怖は乗り越えられるものです。その第一歩を、私と一緒に踏み出しましょう。

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