運転中の大部分の時間は、遠くの前方に視線を持っていくことが基本です。
これにより、急な障害物や状況の変化にすぐに対応できます。
でも、遠くだけを見ていると、近くの障害物に気づかない可能性があります。
遠くと近くを交互に見ることで、広い視野を確保します。
この記事では、教習指導員がその方法とその重要性について詳しく解説します。
運転中どこを見たらいいの?視線
視線?運転中に先を見ろ?
「先を見て!!」
「視線が下向いてるからもうちょっと先!!」
「もっと目線を上に上げて、遠くを見ましょう!」
「もっと遠くです、もっと遠く、もっと遠く!!」
遠くってどこやねん!
って教習指導員につっこみ入れていませんか?
私は運転がとても運転が怖かったので、これをめちゃくちゃ言われました。
私は『そんなに遠くって言われても、どこを見ろっちゅうねん!』と教習生だったころ当時の教習指導員につっこみ入れました(笑)
「先を見て!」と言われても、いったいどこを見ればいいんでしょうか?
視線は、運転中にこんなところばかり見ていませんか?
あなたは運転中に下ばかり見ていませんか?
あなたは今、車を運転しています。
どこを見て運転していますか?
こんなところばかり見ていませんか?
運転怖いですもんね。
どうしても下を見てしまいますよね。
気持ちめっちゃわかります。だって怖いんですもん。
でもこれでは、先の状況がわからないですよね。
自分の車がどこに進んでいるのか、把握することが出来ないんです。
行きたい方向へ車が向かっているかわからなくなってしまいます。
あなたは運転中に中央線をよく見ていませんか?
下を見たらダメだと思って、中央線を見てました。
その気持ちめっちゃわかります。
中央線を越えてはいけないと思うと、つい注目してしまうんですよね。
ですから意識せずにはいらないのでしょうね。
でも中央線を越えてしまうと逆走になり対向車が来たらとても危険です。
下を見てないのはすばらしいですが、中央線ばかりみてもダメなんです。
どこを見ればいいの?視線!
じゃあ、どこを見ればいいんですか?
中央線を越えないように必死になるのではなく線と線の間を走ろうとしてみましょう!
線と線の間を走ろうと考えてみるとまっすぐ走れそうな気がしませんか。
視線をイメージして走ってみよう!実験をしてみましょう!
あなたは普段歩いたり走るときどこを見てますか?
たいてい前を見てると思いますが足元を見ながら走れますか?
実際走ってみましょうか!!
※怪我をしないように気を付けてください。
顔を下に向けて足元を見ながら走って見てください。
ε=ε=ε=ε=ヽ( _ _)ノ ε=ε=ε=ε=ヽ( _ _)ノ
どうですか?
足元ばかり見て走ってると、つい先の道路状況が気になりませんか?
結局は足元より少し先を無意識に見てしまいますよね。
自分の身体が上手くコントロールできませんよね。
では顔を上げて前を見ながら走ってみてください。
ε=ε=ε=ε=ヽ(* ̄∇ ̄)ノ ε=ε=ε=ε=ヽ(* ̄∇ ̄)ノ
走りやすいですよね。
なぜでしょう?
次に、あなたは自転車に乗りますか?
自分が乗っている自転車のタイヤだけを見て運転してみてください。
運転出来ますか?
先が気になって上手く運転出来ません。
車の運転も同じです。すぐ近くだけを見て運転すると怖くて運転できないんです。
怖くないように運転するには、顔を上げて前を見て運転すればいいです。
運転が怖いから下を見る。下を見るから運転が怖くなる。
視線のとり方は自動車も自転車も同じです。
運転が怖かったのは、自転車で足元を見ながら走っているのと同じだったからです。
あなたは運転中に自分の足元だけを見て走っていたんです。
そりゃ、怖いしどうしていいかわからなくなりますね。
普段歩いているときも自転車に乗っているときも無意識に前を見ていました。
そして遠くを見て自分の進む進路を見通して進む進路をつかんでいたんです!
だから、怖くなく歩くことが出来ていたし自転車にも乗れていたんです。
怖くなく運転するにはどういたらいいのでしょうか?
答えは出ていますね。
顔を上げて目線を遠くに置くといいのです。
この状況だと前の車ですね。
もっと自分の感覚を信じましょう!
なぜなら、人間誰でも感覚は持ってるものです。
次にあなたも車の進む先、進行方向に視線を向けてみましょう。
そして、道路の真ん中を意識して、真ん中に車を持っていけばいいんです。
遠くだけ見ればいいの?
じゃあ、遠くだけ見ればいいんですね!
それは違います。
基本は遠くを見るけど近くも中間も後ろも見ます!
- 遠くの視点(道路先端または次の信号まで)
まず、運転開始時や長い直線路で目を最も遠く(例えば、次の信号機やカーブの先端まで)に定めます。
これにより、先行車両の動きや信号の変化、道路の状態などを早めに把握できます。 - 中間の視点(前走車両の後部)
次に、目の焦点を前にいる車の後部に移します。
この車との距離感を感じ取ることで、急なブレーキや車線変更に素早く対応できます。 - 近くの視点(自車の前方)
最後に、自車のすぐ前方(車輪の位置や車幅)を短時間だけ確認します。
これは特に曲がる前や停止する前に重要で、正確な車の位置や速度を知るために必要です。 - 後方の確認(ルームミラー)
運転中はルームミラーで後方の状況も定期的に確認することが重要です。
この「遠く-中間-近く-後ろ」の視点確認を、運転中に繰り返します。
この方法により、多角的に周囲の状況を確認し、より安全な運転を実現できます。
教習所のコースで外周を走っているのなら次のカーブまでは見通してください。
カーブの最中は見えるだけ先を見てください。
曲がり終わるころには、もう次のカーブまでは見通してくださいね。
カーブでは必要に応じてフロントガラスではなくサイドガラスの方に視線を向けたりします。
前を見るからってフロントガラスだけを見ててはダメですよ。
あなたは特別なものに乗っているわけではないです。実は歩いたり走ったり自転車に乗るのと同じです。
よくある質問(FAQ): 遠くを見ていないときの運転
遠くを見ていないと何が問題なのか?
遠くを見ていないと、急な状況変化に対応できない可能性が高くなります。例えば、前方に急なカーブや障害物があった場合、遅れて気づくと事故のリスクが高まります。
遠くを見ないと疲れやすいのか?
はい、遠くを見ないと目の焦点が近くに固定されます。そのため目が疲れやすくなります。これが長時間続くと、運転の集中力が低下する可能性があります。
遠くを見ていないと燃費は悪くなるのか?
視線は、遠くを見ていないと、急ブレーキや急加速が増える可能性があります。そのため燃費の悪化につながることがあるのです。
遠くを見ないと他の運転者にどのような影響を与えるか?
遠くを見ていないと、自分だけでなく他の運転者にも影響を与える可能性があります。例えば、急ブレーキをかけると、後続車がそれに対応しきれずに衝突するリスクがあります。
視線!どこを見たらいいの?まとめ
顔を上げてここに自分は行くんだという目標をもつ!あとはそこに行くだけです。
なんだかよくわかんなかったら、道路を歩いてみましょう、自転車に乗ってみてもいいです。自分が何を見ているのか、何を意識しているのか、それが車に乗っているの時にもできると車をコントロールする事は簡単に出来ますよ。
自転車に乗れない子やスキーやスケート、などでも視線が下を向いている人は上手く出来ていない気がします。私の娘が今、自転車に乗る練習をしています。壁が近づいてきたら身体が固まってしまって壁しか見てません。そしてそのまま壁にぶつかるか、足をついてとまるかです。次の行動が出来ないんですね。自転車が不慣れなものだから、そっちばっかりに気がいくのはしかたないのですが、壁が近づくときに「こっち見て~」と声をかけてあげると、ひょいっとこっちをみてハンドルを切るんですよね。不思議なものです。意識したほうに動くんですよね~。あなたも視線を意識してみてください。
またあなたが何か新しいことにチャレンジするときは遠くを見ることを思い出してみて下さい。視線がうまくいくと上達がはやいと思いますよ